2018.11.26
「いぶき」が捉えた画像研究者・関係者向けニュース一般の方向けニュース

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による
米国・カリフォルニアにおける森林火災の煙の観測について

「いぶき」(GOSAT)では、温室効果ガスセンサ(TANSO-FTS)と雲・エアロソルセンサ(TANSO-CAI)により3日間で全球を観測しています。

2018年11月10日、11月16日に撮影された雲・エアロソルセンサ(TANSO-CAI)の画像に、米西部カリフォルニア州パラダイス郡で発生した大規模な森林火災からの煙の様子が捉えられていました。

米カリフォルニア州史上最大の被害をもたらし、最多の犠牲者を出した森林火災は、11月8日の発生から2週間以上を経た11月25日にようやく鎮火したと発表されました。同日までに87人の死亡が確認され、249人が安否不明となっています。

図1 日本時間2018年11月10日に「いぶき」によって観測された、米西部カリフォルニア州で発生した森林火災からの煙の様子。太平洋上まで火災の煙が流れている様子が観測されています。「いぶき」に搭載された雲・エアロソルセンサ (TANSO-CAI)の380nm、674nm、870nm波長チャンネル (注)に対して、それぞれ青、赤、緑を割り当てた合成画像。雲は白、火災煙は薄茶色で示されています。
図1 日本時間2018年11月10日に「いぶき」によって観測された、米西部カリフォルニア州で発生した森林火災からの煙の様子。太平洋上まで火災の煙が流れている様子が観測されています。
「いぶき」に搭載された雲・エアロソルセンサ (TANSO-CAI)の380nm、674nm、870nm波長チャンネル(注)に対して、それぞれ青、赤、緑を割り当てた合成画像。雲は白、火災煙は薄茶色で示されています。
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(注) 「いぶき」の雲・エアロソルセンサは4つの波長チャンネル(380nm・674nm・870nm・1600nm)で、それぞれ、紫外域、可視域、近赤外域及び短波長赤外域のいずれも太陽光が地表面や雲で反射された光を観測しています。

図2 11月10日観測画像(図1)の火災地域(カリフォルニア州パラダイス郡)付近の拡大。パラダイス郡の位置を示すために、Google Earthによる画像を用いました。火災跡は黒く見えています。
図2 11月10日観測画像(図1)の火災地域(カリフォルニア州パラダイス郡)付近の拡大。
パラダイス郡の位置を示すために、Google Earthによる画像を用いました。火災跡は黒く見えています。
図3 日本時間2018年11月16日に「いぶき」によって観測された、米西部カリフォルニア州の森林火災の様子。この時点でまだ鎮火していません。
図3 日本時間2018年11月16日に「いぶき」によって観測された、米西部カリフォルニア州の森林火災の様子。この時点でまだ鎮火していません。
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補足説明)

機器名:雲・エアロソルセンサ(Cloud Aerosol Imager, CAI)

使用したGOSATプロダクト:CAI L1Aプロダクト

観測日時:
 図1 2018年11月10日世界標準時 21時35〜37分(日本標準時 6時35〜37分)(パス37)
 図2 2018年11月16日世界標準時 21時35〜37分(日本標準時 6時35〜37分)(パス37)