


2013年10月のオーストラリアにおける森林火災の煙の様子を、温室効果ガス観測技術衛星(GOSAT)に搭載された雲・エアロソルセンサ(CAI)が観測しました。
図1 GOSAT CAIの撮影範囲(赤色)と掲載画像の範囲(黒色)
(注) 森林火災の様子が良くわかるように、GOSAT CAI撮影範囲(赤色)から黒線で囲まれる領域を切り出して掲載します。
図2 2013年10月17日に撮影されたGOSAT CAI画像(図1の黒線で囲まれた領域)
オーストラリア ニューサウスウェールズ州で発生した森林火災の煙(クリーム色)が南東方向に運ばれていることが分かります。なおGOSAT CAIは紫外線(バンド1)を使うことにより、煙(クリーム色)と雲(白色)を識別することができます。
図3 2013年10月20日に撮影されたGOSAT CAI画像(図1の黒線で囲まれた領域)
森林火災による煙が南東方向に運ばれていることが分かります。
補足説明)
機器名:雲・エアロソルセンサ(Cloud Aerosol Imager, CAI)
使用したGOSATプロダクト:CAI L1B+データ(V01.00) パス2、フレーム37
観測日時:図2) 2013年10月17日 世界標準時 2時35分(日本標準時 11時35分)
図3) 2013年10月20日 世界標準時 2時35分(日本標準時 11時35分)
画像の分解能:500m/画素
画像表示:CAI バンド1(波長380 nm)を青、バンド2(波長 674 nm)を赤、
バンド3(波長870 nm)を緑に割り当てて表示。
色の説明:濃紺:海、緑:植生、白:雲、クリーム色:煙