

第13回地球観測に関する政府間会合(GEO:Group on Earth Observations)の本会議が11月9日より開始しました。GEO本会合は、GEOの全ての参加国及び参加機関の代表者からなる会合であり、予算の承認、年次作業計画の承認、新規参加国・参加機関の承認等を行うGEOの第一の意志決定機関として、本年度も活発な議論が行われています。
9日、本会合が休憩となる時間に、日本ブースでは海洋研究開発機構(JAMSTEC)と当研究所によるショートレクチャーを開催し、当研究所からは野田響研究員がGOSAT及びGOSAT2に関する発表を行いました。GOSATが世界で初めて温室効果ガス長期観測に成功したことなどに高い感心が集まり、各国の参加者から複数の質問が相次ぎました。
図1 野田響研究員のショートレクチャーの模様。
最終日の10日も本会合の休憩時間に日本ブースではショートレクチャーが開催され、当研究所の広兼克憲主幹がGOSATの成果に加え、旅客機を利用して上空の温室効果ガス観測を行うCONTRAILプロジェクトなど地球観測に関する研究所独自の活動を紹介し、またロシアを含む他機関との共同研究についても発表しました。最終日にも関わらず立ち見が出るほど注目を集め、幅広く環境観測を行っている世界でも有数の研究所として存在感を示すことができました。
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図2 広兼克憲主幹の10日ショートレクチャーの模様。
図3 会場外観の様子。