2014.5.27
研究公募のお知らせ研究者・関係者向けニュース

第6回GOSAT RA PI会議開催報告を掲載しました

つくば国際会議場エントランスホールにて

  先月9日(月)から12日(木)の4日間、つくば国際会議場において第6回GOSAT RA PI (研究公募 研究代表者) 会議が開催されました。60名のPI (研究代表者)およびCo-I (研究分担者)、これに国環研・JAXA・NASAの関係者等を合わせ総勢126名が参加しました。初日冒頭の①プレナリーセッションの後、②校正セッション、③検証セッション、④アルゴリズムセッション、⑤モデルセッション、⑥応用セッション、⑦閉会セッションが行われました。

  ①では国環研・住明正理事長の歓迎の辞、下田陽久・東海大学教授(RA委員会委員長)の開会の辞に続き4件の講演(GOSATプロジェクトのこの1年の進捗と現状、TIR L2アルゴリズムの概要等)および前回までのアクションアイテムの対処結果の報告がありました。

  ②では2件(FTSのO2AバンドおよびTIRバンド)、③では12件(CO2とCH4導出の最新結果報告7件、雲関係3件、CH4とCO2の比の導出1件、放射伝達1件)、④では8件(地上設置の高分解能FTSを用いたもの4件、航空機観測1件、ライダ1件、IASIとの比較2件)、⑤では10件(L4プロダクトの報告1件、インバージョンモデル間の比較1件、同化3件、フラックス推定2件、フラックスの地域的な特徴3件)、⑥では20件(地域的な温室効果ガスの動向等5件、バイオマスバーニング、火山、大都市、発電所等の高濃度CO2排出源関係4件、PM2.5を含むエアロゾルの導出6件、水田からのCH4発生/TIRからの微量成分の導出/クロロフィル蛍光のシミュレータ/近紫外を用いた植生指数/CAIからの雲・エアロゾル特性の導出が各1件)、の発表がありました。

  ⑦では環境省地球環境局研究調査室およびJAXAの山本理事の挨拶の後、アクションアイテムの確認と全体の総括を以て閉会しました。

  なお上記のほかポスターセッションにて9件の発表があり、また2日目の夜にはレセプションが、4日目の午後には国環研とJAXAの見学会が行われました。


テクニカル・ツアーにて国環研を訪問

テクニカル・ツアーにてJAXAを訪問(背景はH-IIロケット)