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GOSATのデータは、GOSATデータ処理運用施設により定常的に処理され、処理結果はGOSATプロダクト提供サイトを通じて提供されます。

 

 

 国立環境研究所(NIES)では、GOSAT データの定常的な処理のために、GOSATデータ処理運用施設(GOSAT Data Handling Facility:GOSAT DHF) を運用しています(図9の中央部)。GOSAT DHF では、7章に示すような特定の研究者などからの特定地点の観測要求(位置、時刻)をとりまとめて宇宙航空研究開発機構(JAXA) に送ります。JAXA は、NIESからの観測要求を含めて観測計画を立案し、GOSATの観測を実施します。観測されたFTSデータおよびCAI データはJAXAでの一次処理の後、高速WANを介してGOSAT DHF に配信されます。GOSAT DHF では、高次処理に必要な気象データなどの参照データも、気象庁などの各種機関より定常的に収集しています。配信されたGOSAT 一次処理データと参照データとを用いて、CO2とCH4のカラム量の算出や、それら算出データを基にして全球における吸収・排出量と三次元分布の推定処理を行い、各種のプロダクトを作成します。GOSAT DHF では、プロダクトを検証するためのデータも収集・管理しています。GOSAT の観測開始以来、保存・管理されたこれらのデータ量は、7年間で900 TB程度になります。

 

 

[4] データの定常処理と提供

図9の1、GOSATデータの定常処理の流れ模式図
図9の2、GOSATデータの定常処理の流れ模式図

図9:GOSAT データの定常処理の流れ

また、研究公募に採択された研究者、協定機関の研究者、および一般ユーザへのプロダクトの提供は、GOSATプロダクト提供サイト(GOSAT Data Archive service、以下GDAS)(図10)を通して行います。提供サイトのメニューからユーザ登録を行った後に、プロダクトの提供を要求することができます。プロダクトの詳細については、5章をご覧ください。

図10、GOSATプロダクト提供サイトトップページの画像

図10:GOSAT プロダクト提供サイト

(https://data2.gosat.nies.go.jp/index_ja.html)

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人工衛星「いぶき」GOSATのCG画像