2015.12.21
「いぶき」が捉えた画像一般の方向けニュース

北京(中国)とニューデリー(インド)付近のスモッグ [観測日: 2015年11月30日、12月4日]

北京で大気汚染のオレンジ警報が発令された11月30日の雲・エアロソルセンサ(CAI)画像には、北京付近から南や東へ広がるスモッグが見えます。GOSAT(いぶき)は、3日毎に同じ場所を観測できますが、12月3日~15日の期間は北京付近が厚い雲に覆われており、大気汚染の赤色警報が出された12月7日の状況は確認できません。

12月4日に撮影されたCAI画像では、ヒマラヤ山脈南側の都市ニューデリー(New Delhi)からラクナウ(Lucknow)にかけて広がるスモッグが見えます。一方、ヒマラヤ山脈やインド中部(画像の下端部分)の地表面は明瞭に見えており、その差が顕著です。

GOSAT(いぶき)は地球の温室効果ガスを観測する衛星ですが、「いぶき」に搭載されたTANSOーCAI(雲・エアロソルセンサ(Cloud and Aerosol Imager; CAI)は、大気と地表面の状態を昼間に画像として観測します。そのため、この画像のような地球上で起こる様々な現象を「いぶきの捉えた画像」として見る ことができるのです。(画像をクリックすると拡大します。)「いぶき」が捉えた画像、その他はGUIGギャラリーでご覧ください。

GOSAT「いぶき」TOPページはこちらから(http://www.gosat.nies.go.jp/)